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国道51号線を千葉市街から成田方向に向かうと道はやがて四街道市と佐倉市の境に差しかかる。市境には県道が分岐する坂戸交差点があるのだが、そこを通り過ぎるクルマを観察するとおもしろい。必ず数台に一台のドライバーは後ろを振り返るのだ。
「見返りドライバー」を多発させる原因になっているのは、この交差点の角に位置する「ピットロード」というショップである。ここの駐車場は310サニーがずらりと並んでいるのだが、一般的な旧車ショップとは異なり、置かれているクルマのどれもが、サーキットで走り込んだ感じのものばかりなのである。
ピットロードの設立は1984年、得意はサニー310とフェアレディS30Z、そしてハコ。というより、A型とL型のエンジンチェーンが得意といったほうがわかりやすいかもしれない。ちなみに置かれている車は入庫か預かり、あるいは部品取り車である。
代表の佐野孝一は日産サニー千葉でメカニックとして働く傍らジムカーナーからレースの世界にのめりこんだという経歴の持ち主。クルマもジムカーナー時代のB10、プロダクションカーレース仕様のB110、フルチューンを施したTSサニーB110、B310のハンドルを握り、筑波サーキット、富士フレッシュマン、富士グラチャン・マイナーツーリングレースに参戦した。
ピットロードは中古車販売店としてスタートしたが、お客さんの要望でA型エンジンのチェーンを請け負ううちに今の形態に移っていった。街中からサーキットまで、というのがピットロード流。馬力を出すのは簡単だが、できるだけ費用がかさまずにチューニングの楽しみを長いスパンでお客さんに実感してもらいたい。
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