筑波サーキットスポーツ走行日
2008.04.04(金)

マーレーピストンもどき?鍛造A12-76.8ΦピストンとEXポートに穴が空いてる珍品A型ヘッドがたまたま入手出来たので1基組み上げて見た。商売柄ワンオフやSPL仕様はあまり好きでは無いのだが2008年4月現在、A12ピストンを製作・販売している所がどこも無いので苦肉の策
ピストン単品であればどこでもすぐに造ってくれるのだが問題はピストンリング。76Φ用、76.5Φ用、77Φ用であれば純正流用可能なので何とかなるのだが、76.8Φ用や76.85Φ用は全く新規で大量に造らないと無理なので中々難しい・・・
今回は久々にエンジンデータブックを広げこの76.80ピストンに合いそうなピストンリングをチョイス。1本々オイルストーンで削り合わせた(笑)、数値的にはOKなはずだが9000rpmオーバー回して見ないと何とも言えない。使用コンロッドは11.5mmロングのA15用。
写真下↓A型長くやってるけどEXポートに穴が空いてるヘッドを見るのは初めて、フォークリフト用か?観光バスのクーラー専用A型エンジンのだろうか?。何もわざ々笑いを取るためヘンチクリンなヘッドを使う必要はないのだが、年々減少するベースヘッドと共に、ポート研磨で貫通してしまうヘッドが多いので、どんなベースヘッドでも使えればが狙い。排気効率UPでパワーアップしないかな?の奇跡もチラッとは願っているが(笑)
鍛造76.80Φピストン+A15 H断面クロモリコンロッドに、排気効率抜群?の珍品ヘッドを載せ、やって来ました筑波サーキット!。奇跡が起き“キーン!”と回れば9日後に迫った富士ジャンボリーはイタダキです!(笑)
♯23私は、重要!大切!は別としてエンジンの慣らしは大昔、イヤ〜!!ツーくらいやらされて来たので大嫌い(笑)。ドライバーオンリーからドライバー兼メカニックになってからはオール新品で組み上げたばかりのオニューでも慣らしはせいぜい1周、2周目からは全開!。
しかし今回ばかりはシリンダーヘッドから腰下のピストンまで実績も無ければデータも全く無い冒険仕様なので、さすがにエンジン慣らしが大嫌いな私でも2周目から全開で行く勇気は無い。。。 初心にもどり4000rpmから慣らしをスタートし5000rpm→6000rpmと徐々に回転を上げて行く。鋳造76.85Φでボーリングしたブロックに鍛造76.80Φピストンを急遽入れた、許容範囲と言えば許容範囲なのだが、鍛造とは言えちょっと広めのクリアランスに1本リングなのでエンジン始動時のブローバイが気になっていたので慣らしの最中はブローバイの量と睨めっこ。エンジンが温まれば大丈夫そうなので一安心。エンジンは可も無く不可も無くと言った感じで普通、良かった〜と思わなくちゃーいけないトコなのだが、人間スケベ根性があるものでやっぱり奇跡は起きなかったか〜・・・とちょっと残念(笑)。7000rpm→8000rpmと順調に慣らしを進めていたら・・・すすす水温計がアッ!と言う間に100℃に到達、回転を下げクーリングラップにするが水温計は下がらないのでどこか水漏れ?急いでピットインし水をラジエターにぶっ掛けクールダウン、1回目の走行は終了。
1時間のインターバル間に♯23マシーンを点検するが水漏れは見当たらない。。。と・言う事はラジエターの詰まり。。。シーズンオフの間にちょっとメンティナンスを横着し錆を発見したので何度も冷却水を入れ替え今日に至ったのだがラジエーター君機嫌を直してくれなかったみたい。もう1ツの原因はニューブロックのゴミが一気にラジエターに押し寄せたのだろう。ブロックはどれも水メクラ栓を全て外し、泥の固まりを取り除く作業は行っているのだが、作業中いつも『頑張って泥かき出してるけど、これ絶対に奥の奥までは掃除しきれないよナ〜・・・全開時の振動・高温・高速巡回で落ちラジエーターに押し寄せるんじゃあ無いぞ!』と毎回願って掃除しているのだが、今回のブロックに願いは通じなかったようだ。。。
2回目の走行はピットに冷却水を用意してのスタート。8000rpm回すと水温計は80℃→90℃→90℃オーバーとなりクーリングラップに切り替えても水温は下がってくれない。ピットインし冷却水の量を点検するが全然減っていないので完全にラジエーターの詰まり。それでも用意してあった冷却水をぶっ掛け悪あがきし(笑)ちょっとでもイイから9000rpmまでストレスなく回るかを確認したい、スパイ針は9000rpmを指したが・・・一瞬なのでイイんだか?イマイチなんだか?判断出来ぬまま2回目の走行を終了。。。
良い事は続かないけど、嫌な事は続くもんだよネ・・・今回も4/13コースイン直後で無く良かったと無理やり思うしか無い、もう1度メンティナンスし直し。
オーバーヒートはアルミラジエター交換でクリアー出来るだろうが、4/13 M/Tレースは実績の有るA12-1303ccに積み換えよう。30台前後集まるTSサニーレースでニューエンジンテストしてもしょうがないからネ。。。

Driver : k.SANO
STAFF : m.OhKUBO